片想いだったね



「あ、ねぇそういえば部活はどうする?」



「う〜ん。私は一応テニス部かなぁ。仲良い先輩に誘われてるんだよね。」



「美紀は?」



「私なんにも決めてないかなぁ。まっすは?」



「私は吹奏楽かなぁ。小学生の時にブラバンしてたから、楽しかったし。」



「ふぅ〜ん。」







岬ッチは何部に入るんだろう。


どんな部活入ってもカッコいいけどね。








「なぁ高木。ちょっと職員室行って部活希望の紙持って来て。」



後ろから偉そうに話しかけてきた男子の声。



まっすが固まる。



「なんで私がっ!




ハゲ内山!!!」



「ダルいし。昨日貰うの忘れてたんだよ〜。頼むって。」



「嫌だね。自分で行けば良いじゃん。フンッ。」



「んだよ、ケチ。」