「私ママに迎えに来てもらうけど一緒に乗ってく?」
「う~ん、もう少し待ってみる。雨弱まるかもしれないし。」
「置き傘貸そうか?美紀のビニールだから直ぐ壊れちゃうよ。」
まっすは可愛いキャラクターの傘を貸してくれて、私は雨がおさまるのを教室で待っていた。
校門まで歩いて行く生徒達は、半分以上傘を差していなくて皆びちょびちょに濡れている。
皆バスかなぁ……。
この人数ならバス乗れないしなぁ。
雨弱まったら傘を差して自転車で帰ろうかなとボンヤリ考えて待っていた。
教室に残っている生徒がだんだんと少なくなってきて、寂しくなる。
他のクラスに誰か残ってないかな?
暇潰しに教室を出て他のクラスに遊びに行くことにした。



