片想いだったね



不安の毎日、怖くて泣きたくなる。何も証拠が無いのに別れの予感がするんだ。


大好きなんだよ。


それはずっとずっと変わらない。



彼女になって初めて一緒に帰った日から、少しずつ慣れていった。あの時は本当に緊張したし、夢を見てるようだった。


初めて一緒に遊んだ日も、私にとって一生忘れないくらい心に刻んだんだ。


だって、手を繋いで帰ったよね?


岬ッチから手を繋いでくれたよね?



周りと比べてスピードは遅いかもしれないけど、私は岬ッチとの距離は縮んでいってると思っていたよ。



あれから何度か二人で遊んだね。



置き時計、本棚に飾ってくれてたね。



包装紙までとっといてくれて、私、大きな口開けて笑ったよね。






知ってるよ、


知っていたけど、


聞けない自分は、そうだと信じるしかないんだもん。







岬ッチは、私に好きって言ってくれたことないよね。