片想いだったね



嘘みたい

嘘みたい



考えられない……!!



歩く足が一瞬止まりそうになったけど、我慢して意識し過ぎているのをバレないように普通に振る舞う。



けど、



手の温度が上昇して、こんな寒い外を歩いているクセに汗がかきそうになる私。



岬ッチは何も言ってくれなくなった。



私でさえ何も話せないよ。






でも絶対離したくない。


何があっても離したくない。


こんな幸せ離すもんか!