片想いだったね







「……俺、プレゼント買ってない。なんか、ごめん。そういうの全然気付けなくて…。」










岬ッチは、頭をかきながら私に言ってくれた。






「……いいよ?私があげたかっただけだから…。」


「……誕生日いつ?」


「もう過ぎてる。」


「お返しも出来ないね、マジでごめん。」










私はその言葉と今のこの時間がプレゼントだよって、岬ッチは気付いてないみたいだね。




鈍い人だね。




私が敏感過ぎるのかな。