「だって付き合ってどれくらいたった~?言って良いすか~?一ヶ月ですよ?一ヶ月~。」


「私もさすがにここまでとは思わなかった。」



ねぇ~?とまっすと翼が顔を合わせて同じ事を口にする。


まさか自分がここまで情けなくてビビりな奴だと思わなかった。


翼が気を使って休み時間に岬ッチを連れて来てくれても、一年生の初めの頃のように走って逃げてしまう始末。


部活中、野球部が通りすぎる時に、窓からまっすが岬ッチに声をかけて足を止めさせてくれるも、終始無言な私。


内山にまで四人で何処か遊ぶか?と声をかけてくれるも、遊ぶ前日に興奮して熱を出してしまう私。



「一ヶ月て凄いわよね~?まっすさん。」

「本当よね~?岬ッチがエライわ~。翼さん。」



私だってわかってはいるんですよ?

まっすさん、翼さん。