片想いだったね








岬ッチ遠山と別れたんだよね。





山びこみたいに響いていく言葉。





翼に声をかけることが出来なかった。




いいよって、


付き合うよって、



返事をするつもりだった。






スーっと消えかけていた岬ッチの存在が、また色をつけて戻ってきてしまった。