キーンコーンカーン 休み時間が終わるチャイムの音が鳴る。 「美紀、好きな人のこと次はじっくり教えてもらうかんね。」 まっすはニヤニヤしながら次の教科の準備をした。 ――…好きな人かぁ。 そう思うだけで、照れくさい。 そう思うだけで、顔がなんだか熱い。 変だね、 恋ってなんだか自分が自分じゃないみたいだね。