片想いだったね



まっすが言いたいのに、喉につかえて言葉が出ないのがわかる。


だけどいつまでもこうしてるわけにいかないよ?


「まっす?ほら?」


私の腕をギュッと組んで下を向いてるまっすに、組まれている腕でツンとまっすを押す。


「.....................。」


「.....................。」


「............内山君。」






まっすが内山の名前を呼んだ時に、一瞬だけ皆が固まった気がした。


キタッ!!


と、私は心の中で応援していた。





お願いします、神様、お願いします、死んだおばあちゃん、お願いします、お願いします、てか内山、振ったら蹴りだかんね!だからお願いします、お願い...。







「.....好きです。付き合って欲しいです。」








お願いしますっ!!!!