「私ね?告白しようかと思って。」
いつもの夜の電話の内容だった。
「え?マジで?」
正直止めた方が良いと思っていた。失恋したらこんなにも苦しくて辛い想いをまっすに味わって欲しくなかったからだ。
「...大丈夫?」
「当たって砕けろじゃない?」
ヤケクソにも感じるまっすの言葉は、動かないより動いた方が良いというまっすの止められない恋心なんだ。
「頑張って。」
本当に、頑張って。
告白なんてしたことが無い自分にとって、まっすの告白は何故か眠れない夜を過ごした。
緊張してるのはまっすなのに、
なんで私が緊張してるんだろう。



