片想いだったね



一人で部室の窓から見る野球部。


たまに、野球部の同級生の男子達が通る時には喋ったり笑ったりするけど、岬ッチとだけは、一言も話せないまま。


いつものことだ。


いつものこと。


話さない方が当たり前で、こうして見てることしか出来ない私には、これが限界なんだ。


淋しさの中に、


これが普通なんだと、


少しだけ前に進む考えがようやく出てきた気がした。







岬ッチ、大好きだよ。


いつも見てるよ。ごめんね、まだ好きで。