「その顔はいそうだね。」 まっすがニヤニヤしながら、誰よ誰よと聞いてくる。 聞いてくるたびに、知らない間に顔が真っ赤になっていくのがわかる。 やだやだやだ。 顔が熱いし、恥ずかしい。 「このクラス?」 まっすがまだしつこく聞いてくる。 ただ残念なことに、 岬ッチはこのクラスではなくて、端っこの私のクラスD組の隣のC組だった。 ソレを思うと、自然に顔の赤みと熱さがスーッと消えてった気がした。