元々私は男子との境界線が全くなくて、こんな風に殴る、蹴るの喧嘩も当たり前だった。



岬ッチを好きになってから、自分が自分じゃなくなることが凄く嫌になっていた。


本当はもっと言いたいことを言えるそんな自分だったハズなのに、大人しい自分を自然と演じていた。



「いって〜!んだよ!一生泣いてろよ!」



男子が面白くなさそうに、その場から居なくなる。



「お前こそ一生うちらに近づくなよ、バーカ!!」



まっすが驚きながらも、




「早く元気になろうね。」



って、笑ってくれてた。