夏休み明け、
新しい学校生活、楽しみがなんにも無くなっちゃった。
スーーッと魂抜けて、ズブズブってコンクリートの床に沈んでいくようなそんな感覚。
「高木、何泣いてんのよ?」
近くにいた男子がからかうように、私とまっすに近づいてくるから、まっすが
あっち行ってよと、追い払うも無神経の男子が余計にニヤニヤした顔で近づいてくる。
「下山が高木を泣かしたんかぁ〜?いけないんだ〜。」
「うるせーよ、あっち行けっ!」
泣いてた私、小学生の頃のように男子に蹴りの一発をお見舞いする。
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