○×中学2年


俺の名前は三田 裕司
(みた ゆうじ)

成績はフツー
他の人より少し背が高く
少し運動出来るぐらいの
平凡な奴


こんな俺の平凡な日々が
あの日を境に段々と崩れていった…




1月、新しい年になって
初めての学活


先生の後にあいつは入ってきた


パッと見た感じはどこにでも居そうなやつ


名前は美本 彩乃
(みもと あやの)

背は少し低め
長めの髪にメガネを掛けていた


「かわいいな」

と、クラスの男子が騒ぎ出す

すると、頬が赤く染まって
真っ赤になっていた

一通り自己紹介が終わり
先生が
「後ろの空いてる席な」
と、言った

その席は俺の横の席だった


「よろしくね」の一言に
自分の中の何かが
変わった気がした