家に帰ると、未帆は顔を真っ青にしながら震えていた…

「どうした?」
そう聞くと未帆は俺に抱き着いてきた。

「怖い…、怖いよぉ」
未帆の手には赤い封筒が握られていた。
「依頼…?」
おかしい。いつもはおじいさんにくるのに、封を開けてるってことは−…。!!未帆に依頼?
「見せてみろ」
「うん…」

……!!
これは、ちょっと…
未帆のストーカー…?

「来たの…、」
なにが…?
「何が?」
「その手紙の人。…で、も、ジョンソンが帰ってきたから逃げていった…。で、んわが鳴ってね?それに出たら…、今君の家の前にいるよ。って…それでインタ−ホンが鳴って…。…っ」

「分かった。もういいよ」
こんなもん捨てちまおう…





俺は、この時の行動にとても後悔することになるなんて思いもしなかった。