此の儘で善いわけがないから
朦朧とし始めた意識を覚醒させ

三宅の首をやや本気で絞めた

「…っ」


流石に苦しいらしくて
小さく呻いて三宅は唇を離した

「…けほっ、ゲホッ」

咳込む三宅を横目に
俺もあがった息を整える


「教室でいちゃついてんじゃねーよ!」

急に誰かが叫んだ