野球場をあとにして
あたしと里菜は電車に揺られながら
その話をしていた。
「紹介しよっか!?」
『はっ!?』
里菜がいきなりそんなことを言うので
あたしは声が裏返った。
「彼氏欲しいんでしょ♪
いい人だからいいと思うよ!」
確かに、『部活も引退して
時間できるから彼氏つくって遊びたい』
と、最近よく言っていた。
だからと言って急すぎる……
特に顔も見えなかったし…
でも野球部ってのは
ポイント高いな〜…
なんて、おもしろ半分で考えていて
『メールぐらいならしてみるか♪』
あたしがそう言うと
里菜は早速ケータイを取り出し
あたしのアドレスを書いたメールを
「あき」に送信した。

