押す ほうのドアだったため私のほうにドアがきて




やばっ
こけるっ!!



そして目をつぶった



フアっ―――



「えっ?」


痛くない?


目をゆっくり開けると


「―!?」




そこには
少し茶髪がかった髪色
透き通る鼻筋
キリッとした深い瞳
ふあっとした唇―――


そんな美形に私は
こけかけてるところを腕で支えられている

きっと今私の顔は真っ赤だろう…


そして
「ぃっ―大丈夫?」

「へっ?」

今だにこの状況を読み込めてない自分。

「ふぁ、ふぁい!だ、だ、大丈夫で…っす!」

噛み噛みで言ってしまった


「フッ…」

その彼が少し笑った
やばい
かっこいい…