不良様とねこ。


「はぁ・・・やっぱり甘い・・・」


ビービーと、私の危険信号がまた鳴り出す。


コイツは、キケンだと。

近寄っては、ナラナイと。




「ねぇ・・・もっと、血、



ちょーだい?」




本能的に。

私は、本能的に逃げ出した。

男の手を払って。



やばい、

やばいやばいやばいやばいやばい。



アレは、ダメだ。



顔が、


熱くて熱くて、


堪らなかった。