不良様とねこ。



逃げないと、逃げないと



そう思いながら、走ること数分。


「はぁ、何で、行き止まりなんですか・・・」

ありえない。こんな緊急事態に。


私の周りには、

木、木、木。


木しかないじゃないか。


「なんなんですか、ここは・・・」


・・・登るか、木。

逃げ道がもうないし。


「よ、いしょ・・・」


木に登るだなんて、小学校以来なんですけど。


やっとのことで、登り切った時。






「どっこかなー」


うわぁ、来た。


「ここじゃ、ないのかなー」


こ、怖いッ!怖すぎるッ!!


「もう、かえっちゃおうかなー」



そ、そうだ、帰ってくれ!

怖いからッ!


「・・・なーんて。」


・・・え?




「みぃつけた♫」



わあ、みつかっちゃったー。次は、私が鬼ねー。


とか、そうゆうことではなく。

これは、やばいんじゃないだろうか・・・。