real love~年下の彼~

「今更なんだけど、何で私だったの?

良平の周りって、いつも、

可愛い子たくさんいたじゃん」


「あ~・・・

確かにかわいいとは思うけど、

なんか違うんだよな」



「違うって?」



「先輩が部活してるのを見てて、

すっげー楽しそうで、

時々真剣な顔してたり、見てて飽きない。

話すようになって、先輩が

隣にいてくれたらなって思うようになった」



・・・そんな事考えてたんだ。


「他の子といたってそんなこと、

考えたことなかった・・

先輩」


自転車が、バス停に着いた。

「ん?」

「オレの隣にいてくれて、

ありがとな・・」

恥ずかしそうに笑った良平。