なんで?

そう思ったけど、久しぶりに間近で見る徹也に上手く言葉が出ない。


「お前が、文化祭の話し合いに来ないから、委員のやつに頼まれた。」


静か過ぎる空間で、小さく呟いた。


文化祭の話し合いって…クイーンのやつ?

朝はぼーっとしてて全く委員長の話し聞いてなかったからな。


「この資料だけ読んどいて。話し合いはしたってことにしとくから」


じゃあ、そう言って帰ろうとする徹也の腕を


無意識に掴んでいた。