このまま寝ちゃおうかな、そう思って再びベッドに横になろうとしたとき、チャイムが鳴った。



誰だろう。


家にお父さんとお母さんが滅多に居ないから、チャイムがなるのは久しぶりで。


不思議に思いつつも、一階へ向かった。



「はーい…」

鍵を開けてドアを開く。


「っ」

だけど、ドアの前にいる人物に息を詰まらせる。



「徹也…」