お願いだから、抱かないで




「……」


“2―3”と書かれたプレートを見てため息が漏れる。


確か…徹也は三組だったはず。


気づけば無意識に徹也のクラスに向かってた。


「あれぇ?あなたもしかして」


クラスに顔を覗かせていると、聞き覚えのある甘ったるい声が直ぐ後ろで聞こえた。


振り向かなくても分かる。


「さや…ちゃん」


ゆっくり振り向くとやっぱり彼女で。


変な冷や汗が背中に流れる。