「椎ちゃんごめん!待った?」


「ううん。あたしも今来たところ」


今日は綾斗くんとデートの日。


待ち合わせ時間15分前なんて、当然でしょ。


これで綾斗くんにも好印象なはず!


そう思うと自然に頬が緩む。


「じゃあ行こうか」


綾斗くんが照れた様に笑うから、あたしもつられて笑った。