あーっ!服なに着ようかなぁ。


さっきまでの暗さが嘘のように明るい。


「良かった。じゃあ詳しいことはまたね」


綾斗くんは爽やかな笑顔を残して帰って行った。


これって…とにかくチャンスよね?


デートで綾斗くんといい雰囲気になれば……


走り出した妄想は止まらない。


絶対デートで友達以上になってやる!


そんなことを思いながら自分の席に戻って行った。