「…わぁっ…」 目の前に、キラキラと太陽に照らされて輝く新しい家があった。 「これ…あたしの…」 「そう。新しい家よ♪」 白が主体のその家はとてもあたし好みだった。 辺りを見回せば、知らない町。 あたし…とうとう、きちゃったんだ…。 まるで世界が変わったかのように感じる。 なんだか、自分がとてもちっぽけなような気がした。 いや、ちっぽけなんだけど……。 「さっ、荷物運ぶわよ~!!」 「えぇーー!!!!」 ちっぽけでもいいから、もう休ませてください……。