それからあたしは、花に全部話した。 キスされたこと、 正樹がこっちにくること、 全部、ぜんぶ―― 「そうなったかぁー」 花はクッションを抱きかかえながら、なにやらブツブツと念仏を唱えるように呟いている。 「瑞希はアホだ」 とか、 「なんでやっちゃうかなー」 とか…… でも、花に話したらなんかスッキリした。 「でもさ、瑞希にキスされたとき、ドキッとしたんだよね?」 「うん……」 そう…なの。 「それってさ、瑞希のこと好きなんじゃないの?」