「ちょっと話せない?」 「うん、いいよ!」 嬉しそうに頷く女を連れて、向かったのはキスをしたあの教室。 ドアを閉めると、女は抱きついてきた。 「嬉しいっ…。瑞希から、きてくれて…」 女の顔が近づく。 オレは思わず、女から離れた。 だって、こんなことしにきたんじゃねぇ。 「…どうしたの?」 不安そうにオレの顔を見つめる。 「別れよ」 もしかしたら、コイツをさらに傷つける言葉をオレはいま言ったかもしれない。 「な、なんでっ?」 「オレ、気になるヤツできたから」