「にしても、別れようって言われたときはマジでビビった!」 ふたりで床に、壁に寄りかかりながら並んで座った。 手にはしっかりと瑞希の手が握られていた。 「あははははー……ごめんね?」 「もう、マジでこの世の終わりかと思った」 ふぅ、とため息をつきながら、瑞希は苦笑い。