ヤンキーぼーいが惚れた天然がーる!!*完結*





「あたしもね、口に出さないだけで、本当は寂しいの」



瑞希がいたらって、瑞希だったらって、何回も思った。




寮くんに抱きしめられたときも、瑞希がよかったって思った。




「だってあたし……こんなにも瑞希が好きだから…」




優しくキスをすれば、瑞希は顔を赤くしたまま、あたしを見て笑った。



「……よかった。」



「……うん、よかった」



だからつられてあたしも笑うんだ。