「だから、暑苦しいっつってんだろ!」 耳をふさぎたくなるような大声に、思わず顔をしかめる。 声の主はだれかなんてわかってる。 ――瑞希、だ。 「みーくん!オレ、感動した!殴って悪かった!!」 「わかったならいいわ!抱きつくんじゃねぇ!!」