ヤンキーぼーいが惚れた天然がーる!!*完結*





「―――それが、今のオレ」



だせぇだろ?



そう悲しげに言う瑞希に、あたしはなんて言えばいいのだろう。



なにも言えない。




いつもの瑞希はどこにいったのか。



目の前にいるのが瑞希だとは思えなかった。




あたしは今まで、瑞希の弱いところなんて見たことないし、あるのかさえ疑問だった。



だけど……



瑞希も、やっぱり人間だよね…



弱いところが、ちゃんとある。




あたしに見せてくれた。