――しばらくして、瑞希がポツリと呟いた。 「……オレの昔話、聞いてくんねぇ?」 あたしは静かに頷いた。 瑞希はそれを合図に、話し始めた。 「オレらがミニバスを始めたのは小3のころ――」 あのとき、オレはスポーツなんてなんでもできたし、これといって熱中したのがなかった。 だけど、アイツが――敦が、ミニバスやろうって誘ってきたんだ。 オレはどーせ暇だし、いいか。 なんて気持ちで最初は始めたんだ。 だけど、やっていくうちにどんどんハマッていった。