「そういえば、いつから桂になったの?」 「つい最近や。大学にも馴れたし、おとんに言われてたしそろそろ籍移そうか思ってな」 「跡継ぐんだ?」 「大学卒業して、社会で何年か経験積んでからやろうなあ。でも今からなんやら色々連れ回されて大変やわ」 だから慰めてな。と言って薄い唇で意地悪そうに笑う茂弥を美咲はじっと見た。 口の端を持ち上げて笑みだけを返す 「行こか」 立ち上がった茂弥に美咲も続いた。