海と桜の奏 ~Pure・Harmony~

次の瞬間…今度はオレが海に抱きつかれていた。


「わ、私も…卓磨君が好き………優勝出来たら、『好きです』って伝えるつもりだったの………」


ギュ~~~ッと抱きつく海のセリフに、オレの頭は停止した。


えっ……マジで……?


って事はオレ達、両想い………?


海の言いたい事って、オレと同じだったって事…か?


パニックになる脳内を元通りにしてくれたのは、小さな体でオレに抱きつく海の暖かさ。


そして……


「卓磨君…大好き」


いつもの海より、ちょっと大胆なこの言葉だった。


~~~~~っ!//////