海と桜の奏 ~Pure・Harmony~

グッと指先に力を入れて、己に活を入れた。


「海」


「へっ………」


曇りを知らないキレイな両目でオレを見返す海。


その顔に、自然と声が零れた。




「お前の事が……好きだ。オレとつき合って欲しい」




―――…――…


やっと言えた……オレの気持ち。


本当はもっとカッコイイ事言いたかったんだけど、飾りつけた告白よりも海にはこういう方がいい。


そう思って、全身から勇気を集めて、想いを口にしたのに――――…


「…………」


無…無反応!?ウソだろ!?


オレは予想外の状態に、大量に冷や汗を流す。