海と桜の奏 ~Pure・Harmony~

ち、ちちちちょっと待てぇぇえぇえ!!


海、近い近い!もう少し近づいたらマツゲの本数数えられる位近いって!!//////


「熱は無いけど……ちょっと熱いね。音楽祭の緊張で体調崩しちゃったのかな?」


ペタペタオレの額やこめかみら辺を触る海は、本気でオレが風邪でも引いたのかと心配そうな表情。


「大丈夫?保健室行った方がいいんじゃない?」


クリッと首を傾ける海を間近で見た瞬間、プチッと何かが切れる音がした。


あーーーもう……


嫌われても構わねぇ――――…


――――グイ!


「ヒャッ!?卓磨君………っ!?」