海と桜の奏 ~Pure・Harmony~

サビって確か歌詞決めした時、1番手こずった所だ。


『こうじゃない?』


『え、こういう方が効果的だと………』


『虎、効果的ってなんだ』


6人であーでも無い、こーでも無い話し合って、一時海以外の女子2人がケンカしちゃったっけ。


『アイちゃんって片想いして『小梅っ!』』


あの時浜口をシュバッと止めた海、グッジョブだった。


ああ………


思い入れ強いサビに入るから、オレも緊張して来た。


しかしチラッと見えた海の横顔は、初めて歌声を聴いた日以上にキレイで………


オレはちょっとだけさみしくなった。