直射日光はツライので、日陰を選ぶ。


喉がカラカラだけど、早く言わないと先生が来ちゃうよ…!!


私は震える足に力を入れて、何とかその場に踏み留まっていた。


「あの……」


「――――ごめん」


………え?


い、今卓磨君…“ごめん”って言った?


アレ?ごめんって私のセリフだよね?


思いがけない事態に、思考回路が鈍る。


瞬きを繰り返してると、卓磨君が勢い良く頭を下げた。


「た、卓磨君!?」


ん?前にも似た様な光景体験した事ある様な……気のせい?


って、今はそれ所じゃないって私!!