「ハァァァァッ!?卓磨がそんな事言ったのか!?」


屋上で卓磨君に冷たい言葉を言われてから、1日後。


私はアイと小梅と共に、哲兄の家にやって来ていた。


いつも通り優しく出迎えてくれた哲兄に、私は昨日の学校での事を全て話した。


その結果……哲兄は驚き過ぎて、コーヒーを少量だけどズボンに溢してしまった。


「ウァチッ!!ヤバ、シミになっちまったっ!!………まぁいいか、このズボン古くなって来てたから、そろそろ捨てようかと思ってたし……」


コーヒーをタオルでポンポンと拭いた哲兄は、険しい表情を私に向ける。