キーンコーンカーンコーン……


とうとう英語の授業が終わってしまったが、3人はまだ戻って来ない。


オレは意味も無く同じ所をグルグルと回り始めていた。


「どうしたんだ、アイツ等………」


眉間にシワを寄せ、教室の入口を睨む様に見る。


「卓磨落ち着けよ。単なるサボリかもしれねぇじゃん」


虎が宥めの言葉を放つけど、オレの胸騒ぎは止まらない。


「海って授業サボるキャラじゃないだろう。外山と浜口だってそうだし」


自分のイスにドカッと腰を降ろすと、俊哉がため息をついた。


「じゃあ浜口達、探しに行こうぜ」