海と桜の奏 ~Pure・Harmony~

すると、バチッと妹さんと私の目が合った。


「アッレーーー?お兄ちゃん女の子連れて来るなんて珍しいねぇ!!ウェーブヘアーの人お人形さんみたーい!」


ウ、ウェーブヘアー!?


アイと小梅はストレートだし、もしかして私の事!?


「何言ってんだお前まで!///話が進まないから出てってくんね!?宿題は後で見てやるから!!」


真っ赤な桜土君は、グイグイと妹さんを外に追い出す。


「えーー!じゃあ後でまた来るねーーー」


妹さんは渋面を作りながらも、大人しく出て行った。


パタンとドアを閉め、長いため息を吐く桜土君。