海と桜の奏 ~Pure・Harmony~

茶竹君………さっき桜土君の事“純情少年”って茶化してたけど、茶竹君の方が純情なんじゃないかな?


そう言えば冬柴君は好きな子とかいるのかな……?


「んじゃあ…始めますか。オレと桐生の音楽祭の歌詞決「お兄ちゃーーん!」」


ボンヤリ考え事している間に桜土君が話し出してると、急にドアが開いた。


「氷翌!!お前ノックも無しに入って来るなよ!」


「えっ、あ、お客さん!?ごめんお兄ちゃん!」


立っていたのは、小梅よりちょっと短い黒髪ストレートの女の子。


見た感じ、年は私達とあまり変わらない雰囲気だった。