海と桜の奏 ~Pure・Harmony~

ウ、ウウウ、ウソでしょう!?


茶竹君と冬柴君、あの日あの場にいたの!?


「い、いつから……?」


プルプル震えながら、とりあえず冬柴君に尋ねる。


「ウーーン……桐生さんが音楽室に入ってすぐ…からいたかな?なぁタッケー」


のん気に茶竹君に同意を求める冬柴君のカミングアウトに、本気で貧血を起こしかけた。


私が音楽室入ってすぐって事は、冬柴君も茶竹君も殆ど最初っからいたって事!?


「そんなぁ……あんな大して上手くも無い歌聴かれちゃってたなんて………」


ガンッと机に突っ伏し、暗~~いオーラを放ちまくる私。