海と桜の奏 ~Pure・Harmony~

のぁぁあぁああ!!何やってんだオレぇーーーー!


いっくら桐生の歌に感動したからって……何抱きついてんだよーーー!!


変態か!?オレは変態だったのか!?


ウワヤダ!まだ中2だぞオレ!?

(↑歳、関係あるのか……?)


「ごめん桐生!この通り!!」


ガバッと頭を下げると、真っ赤だった桐生の顔の赤みが引いた。


「い、いいよ桜土君!そりゃビックリしたけど、そんなに謝らないでよ!」


「でも…」


「私平気だから!顔上げて?ね?」


焦った様子の桐生に促されて、下げていた頭を上げた。


ああもう…消えてぇ……