………なんか……ヤベェ……


オレ…この世に生まれて14年だけど………


こんな不思議な感覚になったの、初めてかもしれない………


「きっと私にはアナタが必要で


その想いだけでも力になる――――…」


オレのピアノに合わせて、楽しそうに歌う桐生。


初めは“ちょっと待って!緊張しちゃう!!///”とパニくってた桐生を宥めるのに、大分時間がかかった。


『大丈夫だって桐生。普通に歌えばいいんだから』


『そんな事言われたって……フィ~~~ン!!』


半泣き~の桐生を見て、オレはやっぱりやめようかと考えた。