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いきなり呼び捨てで呼んでくるものだから、


『この人、誰ですか?』


つい声に出してしまった。


その瞬間、

真っ白な部屋にいた

私以外の人が固まった。


「…ち、さと、ふざけてんのっ…?」


最初に声をあげたのは岬だった。