監禁ゲーム~REBOOT~

2008年 12/7

警察署に密かな動きがあった。

護送車で送られてきたのは…ゼブラ班。

この日、ゼブラ班が初めて加わる日であった。

捜査班と顔合わせをするため、ゼブラたちは護送車を降り、警察署に入っていた。

4階にある特別室。

ゼブラと犬飼、雉子は手足を手錠されたまま、パイプ椅子に座っていた。

しばらくすると、7人の捜査員が入ってきた。

「捜査班B、チームリーダーの、山口 知伸だ。よろしく。」

少し偉そうな態度をとる山口。

「……よろしく。」

小さな声で言ったが、ゼブラの言葉には重みがあった。

迫力も。

きっと、山口に恐怖を植えたのだろう。